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実際エミュ機として使えるのか。

はじめに
購入してから数ヶ月経ちましたが、あれから結構な頻度でエミュレーターとして使用しています
その他にタブレットを所有しているので、エミュ以外はそっちでという使い分けが出来ている現状です。
なので主にエミュレーターとしてこの機種はどうなのか、今更ですが再度レビューしていきます。

Pimax Portal Retro

・公式HP


・Amazon


スペック
簡単なスペックは下記の通りです。

CPU:Qualcomm Snapdragon XR2
GPU:Qualcomm Adreno 650
メモリ:8GB
ディスプレイ:LCD 2K、タッチパネル
ストレージ:128GB
バッテリー:3,960mAh (急速充電は非対応)

細かいですがバッテリーは4,000mAhと記載しているサイトもありますが、公式HPに公開されている説明書には3,960mAhと記載されています。
※AndroidアプリのAccuBatteryでも初期認識では3,960mAhでした。

使用したエミュレーターソフト

RetroArch:レトロゲーム / セガサターン / Nintendo64
PPSSPP:PSP
Dolphin:ゲームキューブ / Wii
Citra:3DS
DuckStation:
PS1
Nethersx2(Aethersx2)
PS2
Yuzu:Switch

※DC、DS、Vitaに関しては手持ちがないので動作確認していません。


安定動作したもの
中華エミュ機にしてはスペックがそこそこあるのでレトロゲームに関しては動くものが多いです。

実際に試してみたところ、GBA以前までのレトロゲーム、Nintendo64、PS1、PSP、ゲームキューブ、Wiiは手持ちのほとんどのソフトで安定動作します

おそらくですがPSPまではゲーム自体が軽いという点と、エミュソフトの出来が良いというのが大きいです。

一部動作したもの(ほぼ安定)
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セガサターン、PS2、3DSは一部カクつくソフトがあるものの、どちらかと言うと動作するソフトが多い印象です。
ただ3DSのCitraに関しては個人的に使い慣れていないので、正直良くわかっていません。


ほぼ動かないもの
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Switchはほとんど動かないと思ったほうが良いです。

というのも本来Android版YuzuはAndroid11から対応のため、Android10であるPortal Retroは動作対象外です
しかしそこは有識者たちのお陰で、今はAndroid10版のYuzuがGithub(Yuzu提訴につきリンク削除)に公開されているので今回はこれを活用させてもらいましたが、やはり非公式のものなので本家よりも動作するソフトがかなり狭まっています。
実際軽いゲームなら動きますが、ゼルダなどは動くもののグラフィックが安定しません。

念のためYuzuで使用するGPUドライバも数種類試してみましたが、ゼルダに関して言えばどれも意味がありませんでした。
GPUドライバによっては動作するようになったソフトもありました。


色々とGPUドライバを試しましたが、一番安定したものを上記にリンクしておきます。
その他のPortal Retroに関するYuzuの情報はPimaxフォーラムで確認することが出来ます。

まとめ
ということでPortal Retroのエミュレーターレビューとなります。

Switchをやらないのであれば、スペックのお陰で安定動作するものが多いのでエミュ用としてなら意外と使えます。
約300gと軽いので場所を選ばず遊べますが、それでもやはり3,960mAhという容量のバッテリーは思っている以上にすぐ無くなります。
Yuzuなんて起動した日には充電必須です。
外で遊ぶ際は諦めてポータブルバッテリーを持ち歩きましょう。